ULA Equipment Nexus レビュー|ULAの次世代フレームレスパックを徹底解説
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そんな ULA が約10年ぶりに完全新設計で投入したフレームレスパックが「Nexus(ネクサス)」。従来のクラシックな雰囲気とは異なる新しいデザインが目を引きますが、「いったい何が新しいの?」「他のモデルとどう違うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。正直、私自身も実際に手に取って使ってみるまでは、その違いを十分に理解できていませんでした。
ULAの哲学とバックパックの特徴
そんな ULA の哲学を象徴しているのが、「COMFORTABLE, DURABLE & ULTRALIGHT BACKPACKING EQUIPMENT SEWN IN THE USA」というフレーズです。この言葉が示すように、ULA が大切にしているのは“軽さだけ”ではなく、快適さ・耐久性・軽さのバランスを高い水準で両立させること。こうした設計思想が、創業当初から現在に至るまで一貫して受け継がれ、ロングトレイルを歩く多くのハイカーに強く支持されてきた理由でもあります。
より多くの人に快適に背負ってほしいバックパック

荷をしっかりと固定し、背中に吸い付くような背負い心地を与える荷重分散システム

激しい環境にも耐えうる丈夫さと軽さの両立
Nexus が発売された当初、海外のフォーラムでも話題になることが多く、そこで多くのハイカーたちが言及していたのが「丈夫さ」でした。これは ULA が誕生から現在に至るまで、実際に無数のハイカーたちに使われ、高い信頼を築いてきた証拠でもあります。また、多くのメディアやハイカーたちの口コミによる賞の受賞歴や評価を受けていることも付け加えておきます。

ULAの哲学を現代的にアップデートしたモデル「Nexus」
「荷をどう運ぶか」から、「荷をどう扱うか」へ
ULA のバックパックの本質は、「快適さ・丈夫さ・軽さ」という 3 つの要素を核として進化してきました。それは常に “荷をどう運ぶか” というユーザー視点から考え抜かれ、「より快適に荷物を運べる軽量なバックパック」を生み出し続けてきた歴史でもあります。
UL 黎明期からロングトレイルという過酷な環境で選ばれ続けてきたのは、この 3 つの要素を徹底的に追求してきたブランドだからこそ。こうした ULA らしい哲学は、創業当初のガレージ時代の P シリーズから現在のモデルに至るまでブレることなく受け継がれ、多くのハイカーの実体験によって蓄積されてきた“信頼”そのものです。
そして今回の Nexus は、ULA が積み重ねてきた ”荷をどう運ぶか” という信頼をベースにしながら、現代の多様なハイクスタイルに合わせて ”荷をどう扱うか” という、また別の角度からの「快適さ」に初めて着目したモデルです。

整理性に優れた大容量の外部収納
フォルムの刷新
この部分については日本ではほとんど言及されていませんが、見た目でもわかるように、Nexus のフォルムは大きく刷新されています。ボトムが平らになり、横幅もこれまでより広がったことで、より“長方形に近い”シルエットになりました。その結果、地面に置いた際の安定性が増し、パッキングのしやすさも向上しています。
従来の ULA パックは、下から上に向かって広がるような独自のシェイプで、荷重が自然と上に寄る構造でした。しかし Nexus では、“どう運ぶか” だけでなく “どう使うか” にも注目し、より扱いやすさと快適性を重視した次世代型のアプローチが取り入れられています。
とはいえ、これまで ULA の強みであった荷重バランスを軽視したわけではなく、何度も試行錯誤を重ねた上でたどり着いたのが現在のフォルムとのこと。扱いやすさと背負いやすさの両立を図った、ULA らしい進化と言えます。

細くなるボトムはULAのバックパック特徴のひとつでもあったが、Nexusでは平らになり、自立性を高めた。
新設計のショルダーストラップとヒップベルト
ただしここで強調したいのは、「背負い心地が劇的に変わった」という意味ではないということ。むしろ Nexus は、従来の ULA が大切にしてきた快適性を損なわないよう慎重に配慮しつつ、より多様な体型・より軽量なハイクスタイルに対応できるような選択肢が拡張されたモデル だと言えます。
ハイブリッド型ショルダーストラップ
ストラップ下部がパック前面にしっかり取り付けられる ULA 特有の構造はそのまま残されており、荷を下から引き寄せる安定した背負い心地は従来どおり健在です。


ヒップベルト
軽量化のため縫い付け式(固定式)となり、取り外しや上下調整はできませんが、フレームレスパックとしては十分な幅と厚みが確保されており、シンプルながら一定のサポート性を持つ作りになっています。ヒップベルトポケットは小型化され、容量としては大型スマートフォン(iPhone Max クラス)が収まる程度のサイズです。

まとめ:Nexusはどんなバックパック?
荷を“運ぶ”だけでなく、“扱う”までを快適にする ULA の新基準フレームレスパック
Nexus を一言で表すなら、まさにこの表現が最も近いでしょう。市場全体で見ると Nexus は派手な革新を打ち出したモデルではありません。しかし、ULA が大切にしてきた「快適さ」という軸をそのままに、現代のハイカーが使いやすいよう細部を丁寧に見直し、荷物を“快適に運ぶ”だけでなく、“快適に使える”ことまで意識して設計されたモデルです。
これまで ULA が積み重ねてきたフレームレスパックの系譜と、これからの新しい方向性(Next)が交わる。Nexus は、まさに その“交点”に位置するパック だと言えるでしょう。
Nexus はこんな方におすすめ
以上いかがでしたでしょうか。
Nexus は ULA が好きな方はもちろん、フレームレスという UL パックの原点を感じながらも、背負い心地や使いやすさを大切にしたい方にぜひ使っていただきたいパックです。
一見すると細部にこだわった尖ったモデルにも見えますが、ULA のフレームレスラインナップの中では実は最も汎用性が高く、幅広いハイクスタイルに自然と馴染む懐の深さがあります。
これから初めて ULA のフレームレスを選ぶ方にも、従来モデルから乗り換える方にも、自信を持っておすすめできるバランス型のモデルです。ぜひ Nexus の世界を体感してみてください。

容量:合計 約40L
また、ULA のバックパック全体に共通する特徴や設計思想については、別の記事でより詳しく解説しています。ブランド全体を俯瞰して理解したい方は、あわせてご覧ください。
👉 ULA Equipment が ULハイカーに選ばれる4つの理由 を読む
もう少し積載量に余裕のあるモデルや、フレーム入りで安定した背負い心地を求める方には、軽量ながらも ULA らしい快適さを体感できる Circuit SV というモデルもあります。用途や容量の違いを比較しながら検討してみてください。
👉 ULA Equipment Circuit SV レビュー|ULAの新定番フレームパックの魅力を徹底解説 を読む