ULA Equipment Dragonfly レビュー|革新的な軽量トラベルパックを徹底解説
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アメリカ・ユタ州のバックパックメーカー ULA Equipment(ULA)からも、このスタイルにぴったり当てはまる「Dragonfly(ドラゴンフライ)」というモデルがリリースされています。実はこの Dragonfly、本国アメリカでは ULA を象徴するモデルのひとつとして、カルト的な支持を集めているバックパックなんでです。
Dragonfly は、ULA の哲学が詰まった “毎日持ち歩きたくなる軽量旅行カバン”
Dragonfly を一言で表すなら、まさにこの表現に尽きます。ただし Dragonfly の魅力を理解するうえで本当に大切なのは、“ULA の哲学が詰まっている”という点です。
ULA はロングトレイルの現場で、長距離を歩き切るための「快適さ・丈夫さ・軽さ」のバランスを徹底的に追求してきたメーカーです。これは彼らが理念として掲げている“COMFORTABLE, DURABLE & ULTRALIGHT BACKPACKING EQUIPMENT SEWN IN THE USA”という言葉からも伝わってきます。
派手なスペックを並べるのではなく、マーケティングよりも「使って初めてわかる圧倒的な背負い心地と快適さ」を重視してきた結果、多くのハイカーが「ロングハイク向けの重さが消えるような背負い心地」と表現するほどの評価を獲得してきました。
そして創業当初から変わらない Made in USA のものづくりを続ける姿勢。それこそが ULA の哲学であり、Dragonfly を“毎日持ち歩きたくなる軽量旅行カバン”と表現した理由なのです。

Dragonfly がUL志向の人々に選ばれる理由
旅行向けバッグとしては革新的だった軽さ
当時の海外レビューでは、この軽さについて “驚異的な軽さ(remarkably lightweight)”と表現されるなど、後発の30Lクラスの旅行バックパックとしては異例の高い評価を受けています。実際、当時の同容量帯のパックは1kg超えが一般的で、収納ギミックや耐久性を優先した「重いが頑丈」という価値観が主流でした。
そんな中で Dragonfly が770gを達成できた理由のひとつが、ULA を象徴する自社素材「ULA ROBIC」の採用です。従来主流だったバリスティックナイロンやコーデュラと比較して、ROBIC は十分な強度を維持しながらも大幅な軽量化が可能で、UL的アプローチをトラベルバッグ分野に持ち込んだ最初のモデルと言っても過言ではありません。
さらに特筆すべきなのは、軽さだけでなく、ULA が長年ロングトレイルの現場で培ってきた “快適性を重視した設計思想”が Dragonfly にも色濃く反映されている点です。
その結果、旅行はもちろん、日常でもライトトレッキングでも快適に使えるトラベルバッグとして、UL志向のハイカーを中心に支持される独自のポジションを確立することになりました。

ULTRA素材の登場が Dragonfly を“次世代のトラベルバッグ”へ押し上げた

Dragonfly の特徴
荷物の出し入れを快適にするフロントローディング構造

ワンバッグトラベルに最適な、取り回しの良いサイズ感
容量は30Lと36Lの2サイズのバリエーションが用意されています。30Lモデルは、ミニマルな旅であれば3〜4泊にも対応できる絶妙なサイズ感で、外寸は約47 × 28 × 18cm。ほとんどの航空会社で機内持ち込みが可能なサイズであり、前の座席下にも収まりやすいため、自宅から空港、機内、そして目的地まで、余計なストレスを感じることなくスムーズに移動できます。
余分な荷物を持たず、バックパックひとつで旅を完結させる「ワンバッグトラベル」というスタイルを目指す人にとって、Dragonfly はまさに理想的なサイズ感と言えるでしょう。
より多くの荷物を運べる36Lサイズ
Dragonfly はもともと30Lのみのラインアップでしたが、ユーザーからの多くの要望を受け、36Lサイズが追加されました。30Lと同様にトラベル用途を主軸としながらも、より容量に余裕を持たせた設計となっています。
30cm程度の撮影機材用インナーケースを収納できるスペースがあり、大型のノートPCやカメラ機材などを持って移動するクリエイターにも適したサイズ感です。軽量性と高い耐久性を両立している点は、Dragonflyらしさそのままと言えるでしょう。
36Lモデルも機内持ち込みに対応しており、前の座席下にも収まりやすい扱いやすさを維持しています。UL志向のハイカーはもちろん、ミニマルな旅を目指すワンバッグトラベラーや、Dragonfly 30Lでは少し容量に不安を感じる方に向けた選択肢として位置づけられています。

Dragonfly には30Lと36Lの2つの容量がラインナップされていますが、30Lの背面ポケットにはスリーブに入れた15インチまでのノートPCを収納可能。クッションは最小限ながら、PCが底面に直接当たりにくい“浮かせる構造”になっています。(36Lモデルでは 17インチのノートPCにも対応)
ロングトレイルで培われた、ULA らしい快適な背負い心地

背面は、登山用バックパックさながらのしっかりした作りで、背負い心地へのこだわりが随所に感じられる。

背面下部には、後付けヒップベルトに対応するループを装備。重い荷物を運ぶ際には、ここにベルトを付けて荷重を分散させることができる。(画像は Packratモデル)
無駄を削ぎ落としながらも実用性に優れた収納性

フロントとサイドポケットには ULTRA Stretch Mesh を採用。使わないときはすっきり収まり、1Lのナルゲンもゆったり入って取り出しやすく、落ちにくい。
Dragonfly に使われる素材の特徴
400 ROBIC ナイロン

Xpac VX21 モデル
しっかりとしたハリのある手触りと、型崩れしにくい高い安定感が特徴です。荷物を入れていない状態でも自立しやすく、内部の整理がしやすいため、街使いやトラベル用途にも相性の良い素材です。
また、裏地が明るく内部の視認性に優れ、ULTRA 400TX モデルよりも製品重量が軽いため、使いやすさと軽さのバランスに優れています。

Ultra 400TX

重量:
・30L:745g (Robic / VX21) /777g (Ultra 400TX)
・36L:879g (Ultra 400TX)
*刺繍ロゴ付きモデルは TARCIT の別注になります。
以上いかがでしたでしょうか。
👉 ULA Equipment が ULハイカーに選ばれる4つの理由 を読む